映画ノ会『顔たち、ところどころ』
ののあおやまにて「映画ノ会」を開催します。
名匠アニエス・ヴァルダと写真家・アーティスト JR、年の差54 歳のふたりが共同監督をつとめたドキュメンタリー映画『顔たち、ところどころ』を上映。その後、青山にある私立美術館「ワタリウム美術館」の代表・和多利浩一氏と、ワタリウム美術館主催で今年の8月~9月にかけて開催された「水の波紋展2021」に参加したアーティストの弓指寛治氏によるトークセッションを開催。
◆開催概要
日 時 : 11/6(土) 雨天決行・荒天中止
17:30〜 『顔たち、ところどころ』上映
19:10〜 和多利浩一氏(ワタリウム美術館・CEO)と弓指寛治氏(画家/水の波紋展2021参加アーティスト)によるトークセッション
※当日は屋外で冷え込みますので防寒対策を忘れずにお越しください。
※雨天の場合、しばふ上に巨大なテントを設置しその中での鑑賞となります。
※荒天中止の場合、当日の11時にHPやSNSにてお知らせいたします。
◆チケット情報
特別席・・・3,500円 エアーソファ―に座って映画鑑賞(数に限りがあるため、定数に達し次第販売終了)
通常席・・・2,000円 ござ・ラグ(雨天の場合、席数に限りがあるため事前予約分は定数を設けております。事前予約分が売り切れの場合でも当日雨が降らない場合、当日券の販売があります)
屋外上映のため、どなたでも自由にご覧いただけますが、芝生スペース内での鑑賞は有料のチケットが必要です。
チケット予約はPeatixにて受付しています。下記URLよりご予約ください。
https://nonoaoyama-movie02.peatix.com
◆映画について
『顔たち、ところどころ』
「ヌーヴェルヴァーグの祖母」とも呼ばれる女性映画監督の先駆で、カンヌ、アカデミー両賞で名誉賞を受賞しているアニエス・ヴェルダ。そして、大都市から紛争地帯、様々な場所で、そこに住む人々の大きなポートレートを貼りだすアートプロジェクト(INSIDE OUT PROJECT)で知られるアーティスト JR(ジェイアール)。
『顔たち、ところどころ』は、そんなふたりがフランスの田舎街を旅しながら人々とふれあい、作品を一緒に作り残していくロードムービー・スタイルのハートウォーミングなドキュメンタリー。JRが呼びかけたINSIDE OUT PROJECTの作品は、ののあおやまとその周辺で開催された、「水の波紋展2021」で展示され、いまもののあおやま隣接の旧都営住宅跡地の仮囲いに残っている。
監督・脚本・ナレーション:アニエス・ヴァルダ、JR
出演:アニエス・ヴァルダ、JR
音楽:マチュー・シェディッド(-M-)
字幕翻訳: 寺尾次郎
配給・宣伝:アップリンク
(2017 年/フランス/ 89 分)
◆トークセッション 19:10~19:40(予定)
和多利 浩一 / わたりこういち
ワタリウム美術館CEO
1960年生まれ。早稲田大学卒業。大学一年生の時、姉・恵津子と共にミュージアムショップ「オン・サンデーズ」を創立。90 年「ワタリウム美術館」の取締役として参加。現代美術を中心に、建築、写真、彫刻と幅広い展示活動を行う。92 年国際展ドクメンタ9で初の日本人スタッフとして働く。95 年第1回ヨハネスブルグ・ビエンナーレの日本代表コミッショナー。2021年 「パビリオン・トウキョウ2021」「水の波紋2021」を発案、制作。地域ボランティア活動とし「原宿・神宮前まちづくり協議会」を発足させ、その初代代表幹事を務めた。
ワタリウム美術館 http://www.watarium.co.jp/
弓指 寛治 / ゆみさし かんじ
弓指寛治は、「自死」や「慰霊」をテーマに創作を続ける画家です。大学院修了後、学生時代の友人と名古屋で映像制作会社を起業。2013 年に代表取締役を辞任し上京、作家活動を開始しました。ゲンロンカオス* ラウンジ新芸術校の第一期生として学んでいた2015 年に、交通事故後で心身のバランスを崩していた母親が自死。出棺前に「金環を持った鳥のモチーフ」が浮かび、以後制作される多くの作品で繰り返し登場する彼の表現の核となっています。2018年には、約30 年前に自死したアイドルをテーマにした《O の慰霊》が第21回岡本太郎現代芸術賞で敏子賞を受け、同年に同作の続編的な位置付けの展覧会「四月の人魚」を開催、近年はあいちトリエンナーレ2019 に《輝けるこども》を出展し大きな注目を集めたほか、2021 年にはVOCA 展2021 にて満蒙開拓青少年義勇軍と満洲国を題材にした「鍬の戦士と鍬の戦士」で佳作賞を受賞しました。
主催:一般社団法人まちづくりののあおやま
運営:株式会社たりたり
協力:株式会社シグ
期間:2021.11.06
場所:しばふ